平素より大変お世話になっております。
15-48、法学部4年の下田颯真と申します。
寒冷の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
2025年もいよいよ締めくくりの数日を残すのみとなりました。
平素より活動を支えてくださるOBOGの皆様、そしてCB・マリンボックスの皆様、今年も多大なるご支援とお力添えを賜り、誠にありがとうございました。
様々なことがあった1年でしたが、今年も無事に活動を終えることができましたのは一重に皆様のおかげと存じます。この場をお借りして部員一同、厚く御礼申し上げます。
今回は私の引退ブログとして、現在の私自身の状況と4年間の活動の振り返りを綴らせていただきます。拙い文章で恐縮ですが、先輩、同期と後輩への4年間の感謝を込めて書きました。どうぞ最後までお付き合いいただければ幸いです。
まず私の現在の状況です。
現在、腰と膝の怪我で練習や下級生のイントラを出来ておらず、卒論の執筆と可能な範囲でのジムトレーニングを行うという日々を送っております。
競技の方は、先月行われたインカレ個人戦をもって引退するつもりで大会に臨み、48位という結果に終わりました。最終レースだけは1下までシングルの景色を見ることが出来ましたが、フィニッシュは20位でした。最終レースが終わり浜に帰着すると、これで終わるのか、もっとやれたなという悔しさと悔いの感情が湧いていました。
下級生の頃に見ていたピンやシングルを走る先輩の姿に、強い憧れと、このまま練習を積めばいずれは自分もあのように前を走れるという高揚や自分自身への期待を感じていた私でしたが、そうはなれませんでした。2年生までは順調にいっていたウィンド、3年生の1年間が私のウィンド人生において大きな変わり目となりました。
1年生の頃は、先輩方の手厚いサポートとご指導のおかげで入賞を多く経験できました。また当時、全国に8人しかいない学生日本代表(NT)のうち岡本さんと千乃さんのカッコ良すぎるお二方が部内にいたことから、いつしか自分もNTを目指すようになっていました。
1年生の最後の大会、新人戦では関西の強さに歯が立たず、入賞を逃してビギナーの1年を終えました。その悔しさを晴らしてNTになる目標を現実にするために、2年生の年は午後に授業を集めて週5出艇していました。いま振り返るとこの時期が一番楽しくそして成長を感じながら充実した日々を送っていたように感じます。この頃は今より体重も軽く、無限にストパンを漕いでいたことから中風のそうまと呼ばれていました(笑)。
大会では3, 4年生にボコボコにされながらも、いつか必ずという気持ちを持って練習に励み、2年生のインカレでは47位、全国の2年生の中では3位という結果で、NTへの希望を少しばかり持てていました。
そして3年生。この年は部活動が充実する一方で、人生の岐路に立たされた時期でもありました。ずっと追い続けてきた夢を叶えるための就職活動。そのもう一つのルートである学校受験。もし就活が上手くいけば受験をする必要はなかったということになるため、自主練の時間を削ってまで受験勉強をするか、かなり迷いました。ただ、どうしても叶えたい夢だったので、少しでも可能性を高めるために受験をしようと決断しました。この二つの挑戦と並行して部活に心血を注ぐ日々は、当初の想像を超える過酷なものでした。
自主練の時間が減ったことで次第に同期との差が開き始め、3年生になっても大会での順位は未だ芳しくない。1年生の時には「3年NT!」と意気込んでいた自分だったので、現実との大きなギャップに苦しんでいたのを覚えています。さらには支部戦と受験日が被ったことで3年時のインカレ出場も出来ませんでした。
冬になる頃には目標としていたNTになるなど程遠い実力で、部内のラウンディングですら下位を走る日々。かつて純粋に感じていたウィンドサーフィンの楽しさはどこへやら、一度ついた差を取り返すことの難しさと、自分の不甲斐ない現在地を練習の度にひしひしと感じさせられました。
そんな時、ある日突然自分のボードに大きな穴が開き、修理ではなく買い替えが必要という事態になりました。中古でも高額なボード。モチベーションを保つのが難しく苦しかった日々を送っていたときに、この故障は自分を大きく揺さぶりました。NTになれそうにない自分、団体戦メンバーにもなれない自分。このままウィンドを続けるのではなく、これをきっかけに最後の学生生活の1年間を、別の何かに費やすことも有意義な過ごし方なのではないかと考えるようになり、先輩や同期と話し合いをし、一度休部することにしました。
3ヶ月の休部の中で、自分なりにかなり考え、部を離れることを同期に相談したこともありました。その時、主将だった海翔、私の苦悩を理解しようとしてくれたやのけん、怪我で共に休部していた真由たちが、もう一度一緒にウィンドしようと言ってくれました。特に真由が、一緒に夏練頑張ってインカレ目指そうよ、と力強く言ってくれたことは大きく背中を押してくれました。
それからの4年生の部活生活は、2年生の時のウィンドを純粋に楽しんでいた頃を取り戻したような日々でした。これは兎にも角にも、温かく迎えてくれた同期と後輩たちのおかげです。みんな、ありがとう。
このように迎えたインカレの最終レース。少しでも良い景色を見れて、復帰して良かったと心から思いました。引退するつもりで挑んだインカレで悔いが残ったので、団体戦までに体重を落として全力で練習して中風でだけ活躍する可能性も考えましたが、腰と膝を怪我してしまったため、それは叶わなそうです。
これまで面倒を見てくださった先輩たち、団体戦優勝の夢を託してくださった先輩たちに、僕個人として結果で恩返しすることが出来ず、残念に、そして申し訳なく思っています。
ただ、この競技に大学で出会えたこと、そして素晴らしい先輩方、同期、後輩の仲間に出会えたことは自分の大きな財産になりました。本当にありがとうございました。
最後に後輩たちへ。
この1年間、僕らの代についてきてくれてありがとう。
熱意と希望、あるいは悩みや不安など、みんなそれぞれの気持ちを抱えているだろうけど、一度しかない学生生活、一度しかないウィンド人生です。自分が正しいと思う過ごし方、悔いの残らない過ごし方をぜひ選択してください。
僕は復帰してみんなと過ごせたこと、とても良い選択をしたと思っています。
自慢の後輩たち、これからの更なる活躍を心から応援しています。
さて、いよいよ今週末は後輩たちが満を持して出場するNセレが開催されます。
今年度に引き続き、慶應からNTが選出されることに期待が膨らみます。
厳しい練習を積み重ねてきた選手たちが、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、皆様もぜひ温かいご声援とともに、彼らの健闘をご祈念いただけますと幸いです。
最後になりますが、年明けには代替わりが行われ、2026年の慶應ウィンドサーフィン部は新体制のもと、さらなる飛躍を遂げるべく部員一丸となって精進してまいる所存です。OBOGの皆様、そして関係者の皆様、来年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
新しい年が皆様にとって、そして我が部にとって素晴らしい一年となりますように。
良いお年をお迎えください!
下田颯真





コメント