部員日誌#7  並木廣大(4年)

お世話になっております、4回生の並木廣大です。現在、理工学部3年生(一留)です。前の日誌で、後輩の奥野かいとが並木=ハリーポッターって書いてたと思うのですが、気にしないでください。顔がちょっと似てるってだけです。

左:並木 右:奥野

(左:並木 右:奥野)

ってかそもそも、この世に魔法なんて存在しません。速くなる魔法をかけてくださいだって?、もっと練習して下さいかいと君。

ところで、最近とても寒いですね。12月が暖かっただけに、その寒さに驚いています。毎朝辛いです。そして寒くなったと同時に、逗子の海にも冬らしい北北東〜北東の中風が安定して入ってくるようになりました。軽量級メンズの僕にとっては嬉しい限りですね。私たち逗子のセーラーにとって、この「北東の中風」は冬の季語のようなものなのです。…嘘です、多分みんな季語だとは思ってないです。

さて今回は、この並木のウィンドサーフィン部歴史”退部するかも編”を書いていきたいと思っています。あ、興味ない新入生の方は最後の方の段落まで飛ばしてもらっても構いません。本当に伝えたいことはそこだけなので。ちなみに、この”退部するかも編”以外のシリーズはありません。

まず、何故このウィンドサーフィン部にやってきたのかから紹介します。僕は、小学校から高校時代までずっと競泳をやっていました。世界水泳や日本選手権を見たことがある人は分かると思いますが、体1つのみで強烈な迫力を生み出せるのが水泳の良いところです。ただ、本当に体だけで完結しているスポーツなので、僕は「次は道具を扱うスポーツがやりたいな」と思っていました。

そんな中、この部活の試乗会に参加したところ、”これは絶対面白い”、この自分よりも大きい道具を手足のように扱えたらさぞ楽しいだろうと、運命にも似た予感を感じました。マジです。この奥が深そうなスポーツなら飽きることなく長い間新鮮さを感じ続けられるんじゃないかと思ったのです。

逆に言うと、それ以外の理由は特にありませんでした。他の大学でもそうですが、大抵の部員は、ただ面白そうってだけでなく、大会で入賞することも目指して入ってきます。しかし、僕はそのことを全然理解していませんでした。そのせいなのか、いつまで経っても大会で上位を走ることもなく、正直日々の練習でも真剣さを欠いていました。ただ、ブームを握ってるだけでも楽しいと思える程ウィンドサーフィンが好きだったので、部活を辞めたくはありませんでした。なので、部活の雰囲気に合わせてそれなりに頑張る日々が続いていきました。

しかし、2年生の関東支部予選(インカレの予選)を惜しくもない順位で普通に落選したのを境にようやく気がつき始めました。通過できなかった理由は、本気で勝つ気がないからであり、その気持ちがないならこの部活の部員である必要はないんじゃないかと。そして、追い討ちをかけるように再履していた必修を落として留年してしまったのでした。
(1年の頃、取れなかった1つの必修をまた2年で落とした感じです。理工学部の後輩のみんな、マジで気をつけてくださいね)

…実はこの留年の決まったタイミングで辞めようと思い立っていたのです。僕には、理工学部とこのガチ部活の両立はできないし、したくないって思っていました。別に、手が回らないからとかじゃありません。この頃の僕は、ウィンドに対しては本腰を入れて取り組む理由がないと考えてましたし、理工学部の勉強に対しては自信を失っていて、とにかく心に余裕がありませんでした。

退部を考えていることを文章に起こし、実際に先輩に送ろうとしました。その文章は、今でもiPhoneのメモに残っていますし、たまに読み返したりもします。しかし、それを先輩に送ろうとした瞬間、唐突に思い出したものがありました。それは、支部戦で通過できなかったときに感じた悔しい気持ちでした。

確かに僕は、ウィンドを始めた当初、レースに勝つという気持ちはありませんでした。しかし、大会入賞のために努力している先輩方の姿や、9月入部でも支部戦通過できるように僕のために懸命にイントラをしてくれた先輩方に刺激されて、支部戦の頃には、ただウィンドが好きだったという気持ちがレースで勝てたら楽しい、レースで前を走りたいって思いに変わっていました。だからこそ、支部戦で通過できなかった時悔しい思いをしたんだと、退部のメッセージを送る前に気付いたんです。

そして、「やっぱりウィンドが好きだから辞めたくないし、この速くなりたいっていう気持ちからも逃げたくない!」ってことで、部活を続けることにしたのでした…

…以上、”退部するかも編”でした。4年になった今では、ウィンドサーフィンはレースありきのものだと考えています。まあ、プレーニングとか1人でやってても楽しいっちゃ楽しいのですが、大会のレースで自分の出せる艇速の中を以ってしてどうやって前を走るかを考えたりするのが、今では1番楽しいです。こうやって新しい発見があったり、楽しさが変化していく所がスポーツの魅力の1つですよね。気付かせてくれた先輩方には本当に感謝しています。

次に、現部員たち・これから入る後輩たちへエールを送りたいと思います。確かに、ウィンドサーフィンはお金も時間も気力も取られて結構大変なスポーツだと思います。特に始めたての時は辛い部分、不安な部分が多くて、時に辞めたくなる時もあると思います。僕もまさにそうでした。

でももし、少しでもウィンドが好きな気持ちがあるなら、もしくは試乗会とかでウィンド楽しそうと感じたのなら、ぜひ4年間、ウィンドを続けてみてください。好きなスポーツをやっている時って本当に幸せなんです。もし、幸せを感じられていないのならば、それは多分、辛さや不安な感情が幸せを隠してしまっているだけです。それらを頑張って払拭できた時、心の底からやってきてよかったと、幸せだと思えるものです。僕はそれを実感できたことが、実はこの部活4年間での最大の収穫だと思っています。なので部員のみんな、その幸せを感じられるまで頑張ってみて下さい! あと、新入生の人たちもウィンドマジ面白そうって感じたら是非入部を考えてみて下さい!

さて冒頭でも書いた通り、ここからが本当に伝えたいことです。次回の部員日誌は、この部活の主将にしてThe主役級の部員、石井明香里による日誌です。彼女は言うならば、完全に大学生活がウィンドに染め上げられた典型的にして理想的と言える学生ウィンドサーファーです。友達も彼氏もウィンドに関連してる人ばっかりです。というか、逗子に移住しちゃってますしね。

とはいえ、彼女もきっと順風満帆とはいかなかったことだと思います。でも、僕とは違ってどんな逆境でも、気持ちや心で負けない強さを持っていますし、僕はその姿に4年間勇気付けられてここまで来ました。

おそらくこのブログの中で1番読むべきページの1つになると思いますので、入部を考えている人は是非読みましょう!
あと、現部員も全員読みましょう。これは必修科目です。読まないとウィンドサーフィン部で留年扱いになりますよ。(?)

最後になりますが、この度、今年度のインカレ団体戦で代表メンバーとして走ることになりました。誠に勝手ではあるかと思いますが、慶應の誇りを背負って戦わせていただきます。安心して下さい、もう昔のようなブーム握ってるだけで満足している僕ではありません。本気でシングルを狙いに行きます。目標の団体戦入賞に向けて全身全霊をかけて臨みます!!

以上です、ありがとうございました。

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